今回の支援ケースについて解説
今回は、杜のつぐみ療育園四郎丸園での支援事例のご紹介となります!
通園当初からトイレの個室に入ることを拒むお子様が、支援を受けたことで、尿意を感じたら自らトイレに向かうこと出来るようになったケースです。
杜のつぐみ療育園荒井園に通って間もない時は、トイレに入ることができても、すぐに個室から出たがったり、便座を閉めたりと強い抵抗が見られました。
始めのうちは、通常時は布パンツを着用しているものの、排泄時は紙オムツに履き替えて、直立したままその中で排泄をしており、職員が全介助をしていました。
職員が定時排泄を促していましたが、定刻通りにトイレに向かうことが中々難しい様子でした。
そのため、当園で下記の支援を実施しました。
トイレがスムーズに出来るようにするための支援方法について【支援内容】
①スケジュールボードで、来所時と帰宅時にトイレに行くことを提示し、定着化を図りました。 ②トイレの中は明るく清潔にし、個室には本人の好きなキャラクターのポスターを貼って、トイレに少しずつ近付いてもらえるように工夫しました。 ③「トイレは座って行うもの」ということを理解してもらえるように、職員の膝の上に乗って便座に座る練習をしました。布パンツから紙オムツに履き替える動作は、自力で行えるところは見守り、難しそうな場面だけお手伝いするようにしました。 ④「おしっこをするとスッキリする」「トイレでおしっこができるとかっこいい」とポジティブなイメージを持ってもらえるように、トイレの個室に入り排泄できた際には大いに褒めました。 |
【支援を行った結果】抵抗なく排泄時トイレに向かうことが出来るように
トイレがスムーズに出来るようにするための支援対応を行った結果、今まではトイレに行くのを嫌がるケース多い状況から、定時排泄には抵抗なく、トイレに向かうことが出来るようになりました。
本人の好きなキャラクターが貼ってあることで、自ら便座の蓋を開けることができるようになりました。
他にも、紙オムツと布パンツの着脱は職員の手を借りずに、1人で行えるようになりました。また紙オムツの中で排泄をする際は座ってできるようにも!成果が見えて非常にうれしく思っています。
なにより、尿意を感じた時は自分から「おしっこ」と言い、トイレに向かうことができるようになりました。
このような1つ1つの出来事が、私たちの日々の支援の励みになっています。
今後も小さなステップに目を向けて、子どもたちと共に成長していきたいと思います。
お子さまのことでお悩みがある場合、ちょっとしたご相談などでも、お気軽にお問い合わせください。
杜のつぐみ療育園では、
・コミュニケーションが苦手な子 ・行動コントロールが苦手な子 ・気持ちのコントロールが苦手な子 ・変化に敏感な子 ・注意散漫になりやすい子 |
上記のお子様に対し、見守るだけではなく
・楽しくお話できたら、「楽しくお話できたね。」 ・おもちゃを貸してくれたら「貸してくれて優しいね。」 |
等々、話をする中で「自己肯定感」が高くなる様な、接し方を意識しております。
また、お子様それぞれの特性に合わせた、課題を考え計画に沿っての支援を行っております。 まずはちょっとしたことでも、お気軽にお問い合わせください!
下記「アドレス」と「お名前」のみの記入で、簡単にご連絡と園の見学のご相談が可能です。
発達相談に関するお悩み等ついて、どんな内容でも福祉のプロがお聞きいたしますので、まずはお気軽にご連絡ください!
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