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チェックリスト付き!不登校は誰がなってもおかしくない

    不登校は誰がなってもおかしくない

    親世代の5倍以上。これは40代の親世代と比較した現代における不登校の割合です。

    年間30日以上学校を欠席する長期欠席者の数は約41万人に上り、その中でも特定の理由のない不登校の子どもたちは、令和3年度には約24万5000人に達しました。前年度から約25%という過去最大の増加率で、人数も過去最多となっており、この数字から不登校が特別な事情を抱えた子どもたちだけの問題ではないことがわかります。

    不登校が増加している原因について、家庭環境、学校の指導力低下、人間関係…など、様々なことが言われています。また、自分らしく学びたいという思いからフリースクールを選択するなど、積極的不登校も増えています。

    不登校が増えている原因はひとつではありませんが、その対応のほとんどは家庭や学校の努力と工夫に委ねられています。

    しかし、自分の子どもが不登校になっただけでも不安なのに相談先、学校への伝え方、親自身の仕事、そして子どもの将来など、親御さんも不登校になった本人もわからないことだらけになっているはずです。

    そんな方達への手助けになればと思い、不登校サポートブログでは不登校に関連する色々な情報をご提供しています。

    不登校は悪くない。責めない、無理をしない。

    親としては原因を突き止めて再び学校へ通えるようになってほしいと考えたくなりますが、不登校は複雑な要因が絡みあい起こることが多く、登校できない理由を子どもに問い詰めることはあまり意味がありません。

    しかし、不登校の初期には「心のエネルギー」が不足し、SOSサインが見られます。下記の症状がいくつか当てはまるようなら、何かをきっかけに自己否定の気持ちが強くなり、不登校になってしまうケースがあります。

    □腹痛、頭痛、吐き気、めまいなどの体調不良
    □眠れない、起きられないなどの睡眠障害
    □怠慢感、食欲不振などの気力や集中力の低下
    □昼夜逆転などの不規則な生活

    □遅刻・早退・欠席が増える
    □教室に入れなくなる
    □友達と疎遠になる
    □家族と一緒に過ごしたがらない
    □宿題ができない、提出物を出さないなど学校生活の欠陥

    体調不良を訴えたり、明らかに食が細くなったりすることには、何かしらのサインが隠れています。「一時的なもの」と安易に捉えたり、逆に大ごとにするのではなく、落ち着いて子どもの様子を観察してみましょう。

    ただし、不調の原因として重大な病気が隠れている可能性があります。体調不良が続くようであれば、まずは医療機関を受診してください。医療機関からの診断後も、上記のような症状が何日も続くようであれば、まずは担任の先生やスクールカウンセラーへ相談してみましょう。

    家庭では、子どもとゆっくり過ごす時間をつくったり、もし何か不安に感じているようなら受け止めてあげることも大切です。中には乱暴な言動や態度をとってしまったり、昼夜逆転の生活から外出できなくなる場合もあります。
    親だからこそ、子どもからの心ない言動に傷つきくこともあるでしょう。家庭内での問題解決が難しい場合は、専門機関(例えば、学校・公的機関・民間施設・医療機関など)との協力体制が重要となってきます。

    親も子どもも、不登校の原因は自分にあるとは決して思わないでください。家庭だけで全てを抱え込まず、原因追求ではなく、心身の休息を大切にして、小さなことから少しずつ進んでいきましょう。

    不登校中でも、子どもには学ぶ権利がある

    不登校が増加していくにつれて、不登校への意識や捉え方もどんどん多様化しています。不登校はよくない、学校に行かなければ将来が見えなくなると思ってしまうのは、義務教育を果たすことが常識であるという考えがあるからではないでしょうか。

    近年では、進学以外の選択肢が増え、その子らしさを受け入れながら自己肯定感を育んでいこうという考えが主流となり、不登校を柔軟に捉えています。不登校に対する新しい視点は、法律でも転換期を迎えています。

    日本国憲法第26条に、「すべて国民は、法律の定めるところにより、その能力に応じて、ひとしく教育を受ける権利を有する。」「すべて国民は、法律の定めるところにより、その保護する子女に普通教育を受けさせる義務を負ふ。 義務教育は、これを無償とする。」とあります。

    この条項の意図は、子供に不当な労働などをさせて教育を受けさせないことなどを禁じるために設けられたとも言われています。

    教育基本法からも、国の教育政策に関する考え方の法律を見てみましょう。

    教育基本法第二章 教育の実施に関する基本、義務教育第五条では「義務教育として行われる普通教育は、各個人の有する能力を伸ばしつつ社会において自立的に生きる基礎を培い、また、国家及び社会の形成者として必要とされる基本的な資質を養うことを目的として行われるものとする。」と定義しています。

    つまり、子どもに無理をさせてでも学校に通わせなくてはならない。とは記されていないのです。

    不登校チェックリスト

    あえて義務教育を受けない積極的不登校など、不登校を取り巻く環境は多岐にわたりますが、多くの場合、不登校中はどうしても学ぶ機会が少なくなり、学力が低下します。

    不登校と言っても、子どもの個性や年齢などによって不登校の症状は異なります。すでに不登校になってしまった場合も不登校予備軍、隠れ不登校な場合も、不登校のタイプによってアプローチの仕方や解決までの流れが異なってきます。

    今回は「学習面」による不登校のチェックリストをご用意しましたので、もし当てはまる項目が多いようであればスクールIE吉成校へご相談ください。不登校中からの復学、進学など学習に関することなんでもご相談可能です。

    □何かと理由を付けて授業から抜け出し、なかなか帰ってこないことが何度もある。

    □学習での伸び悩みや挫折が見られ、宿題や課題提出の遅れが目立つ。

    □忘れ物や提出物の遅れが続き、改善が見られない。

    □内気で自己主張が少なく、いつもおどおどしている。

    □遅刻、早退、欠席が増えてきている。

    □得意・不得意の差が大きい。苦手なことから回避する傾向にある。

    □「自分はばかだ」「どうせ何もできない」などネガティブな発言が多い。

    □几帳面で、失敗を過度に恐れる。失敗するとひどく落ち込む。

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      市区町村

      それ以降の住所

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