一歳半の「つま先歩き」は心配? 結論から言うと…
1歳半のつま先歩きは、多くの場合心配いりません。
ただし2歳を過ぎても持続する場合や、他の発達面で気になる点がある場合には、医療機関や専門家への相談が推奨されます。
一歳半の「つま先歩き」は心配? 成長過程の一部としての「つま先歩き」

1~2歳頃は足の筋肉やバランス能力が発達していく大切な時期です。この時期の子どもはさまざまな歩き方を試しながら「運動プログラム(運動の脳内計画)」を作っています。つま先歩きはその中のひとつにすぎず、多くの健常児にも見られます。
✔ 特徴的な背景
- 筋肉の強化やバランス感覚の発達を試している
- 視点を高くするための遊びや好奇心によるもの
- 他の子のまねやブーム的な行動
一歳半の「つま先歩き」は心配? 注意が必要なケース

以下のような場合は専門家への相談を検討してください。
観察ポイント | 具体的な内容 |
---|---|
① 持続性 | 2歳を過ぎても頻繁につま先歩きをしている |
② 片側のみ | 片足だけつま先で歩く場合(骨折やケガの可能性) |
③ 他の発達の遅れ | 言語・社会性・対人反応などに気になる点がある |
④ かかとが床につかない | 関節の異常や筋緊張の可能性がある |
一歳半の「つま先歩き」は心配? 自閉スペクトラム症(ASD)との関連性
つま先歩きはASDの子どもによく見られる特徴のひとつではありますが、診断基準ではありません。
- 感覚過敏 → 足裏が地面に触れるのを嫌う
- 感覚刺激の追求 → 筋肉への圧や刺激を心地よく感じる
- 姿勢保持や集中のための無意識な動作
「つま先歩き=自閉症」と早合点しないように注意が必要です。あくまで全体的な発達の中で捉える必要があります。
その他の可能性
状態名 | 説明 |
---|---|
特発性つま先歩行 | 原因がはっきりしないが、自然に治ることが多い |
痙性まひ(脳性まひの一部) | 筋肉の緊張が強く、かかとがつかない。治療が必要 |
よちよち歩き骨折 | 転倒やぶつけた記憶がなくても、軽微な骨折が原因で片足つま先歩きをすることがある |
関節炎・リウマチ・感染症 | ごくまれだが、足の内部の病気が隠れていることも |
🏥 相談の目安と受診先(仙台市太白区の場合)
- 1歳半健診:まずはここで気になる点を相談しましょう。
- 小児科・小児整形外科:身体的な異常(骨・筋肉)を診断。
- 発達相談センター(仙台市こども家庭支援センターなど):発達面の包括的な相談が可能。
つま先歩きは、「やめさせるべき行動」ではありません。
多くは、子どもが自分なりに環境に適応しようとしている結果であり、本人にとって意味のある行動です。むしろ無理にやめさせることでストレスになることもあります。
一歳半の「つま先歩き」は心配? まとめ

- 1歳半のつま先歩きは基本的に様子見でOK。
- 2歳以降も持続していたり、他の気になるサインがある場合は受診を。
- つま先歩き単独で発達障害とは断定できない。
- 子どもの個性や成長の多様性を尊重しながら見守る姿勢が大切です。
ご相談やお困りごとがありましたら、仙台・滋賀を中心にサービスを行っている、当社の支援サービスもお気軽にご活用ください。この記事は福祉サービスを提供する当社が、発達に不安を抱えるご家庭を支える一助となることを願って発信しています。
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