杜のつぐみ療育園 ブログ

【具体的解説】つかまり立ちが早いのは発達障害?【影響・運動神経との関係性】

    この記事は5分で、下記の内容を理解できます。

    つかまり立ちが早い子と発達障害の関連性について
    一般的な赤ちゃんの運動能力の成長時期のタイミングについて
    つかまり立ちが早い子の特徴について
    つかまり立ちが早い場合の影響について
    つかまり立ちの早さと、運動神経の関係性について
    つかまり立ちの早さについて、こんな様子がみられたら注意

    つかまり立ちの練習方法と注意点
    つかまり立ちが早いor遅い場合の、心配なときの受診先について

    では、早速解説していきます!

    つかまり立ちが早い子と発達障害の関連性について

    つかまり立ちが早いと発達障害の可能性があるという真偽や関連性について、ご説明いたします。

    早速結論ですが、現状ではつかまり立ちが早いことと、発達障害であることは関連いたしません。

    お子さまがつかまり立ちが早いケースには、様々な要因ございます。
    一説では出生体重が大きく、身体が一見重く動くのが大変そうでも、お座りが早くできたり体幹や足腰の筋肉が発達している子どもはいますので、純粋なその子の個性と思われます。

    つかまり立ちが早い子の特徴について

    ・下半身の筋力の発達が早いケース
    ・手で物を握る力が強い

    上記に該当するお子さまは、つかまり立ちが早い傾向が強いです。
    また、つかまり立ちが早い子は、その後のひとり立ち・ひとり歩きなどの運動発達なども全般が早期成長の可能性があります。

    一般的な赤ちゃんの運動能力の成長時期のタイミングについて

    一般的な赤ちゃんの運動能力の成長時期のタイミングを、ご紹介します。

    3〜4ヶ月:首が座り始める
    5〜6ヶ月:寝返りをするようになる
    6〜8ヶ月:座位(セット座位)をするようになる
    6〜8ヶ月:ずり這いをするようになる
    7〜10ヶ月:四つ這い(ハイハイ)をするようになる
    10〜12ヶ月:つかまり立ちをするようになる
    10〜16ヶ月:歩き始めるようになる

    ここで注目したいのが【歩き始め】タイミングになります。

    約10〜16ヶ月となっており、期間範囲が広いですが、実は早ければよいというわけではありません。
    早期の10ヶ月前後より、16ヶ月頃までに歩く方が良いことがあります。

    理由としては、歩き始めが早すぎるケースだと、足の筋肉がしっかりと出来上がる前の可能性があるためとなります。足の筋肉が出来上がる前に、歩くようになってしまうと、かかとの骨が歪んだりする可能性が発生するためとなります。

    つかまり立ちが早い場合の影響について

    早く歩けるようになることについて、一見良いことと思いがちですが、早期のタイミングで足がしっかりと出来上がる前に「つかまり立ち」を覚えることで、扁平足の強い「外反扁平足」などの、かかとの骨が外を向いてしまう症状が発生する可能性がございます。

    また、18か月を過ぎてから歩き出す場合については、そのケースについても体の大きさに対して、足の筋肉が出来上がっていないため、同様にかかとの骨が外に向いてしまうケースが多々あります。

    このように、早すぎても遅すぎても足に対して負担が増加してしまうため、防ぐ為には赤ちゃんがたくさんハイハイできる場所が必要となってきます。

    このほかにも”高這い”といったハイハイの別の方法があります。
    両手と膝でハイハイするのではなく、両方の足をつき、四足歩行で進む成長過がございます。

    ただそこを経由せず、つかまり立ちをさせてしまうのは、せっかくの順序だった成長過程を阻害してしまうこととなります。
    そのため可能であれば、しっかりとつかまり立ちをしはじめたら、自分の力で立てるまで見守ってあげることが必要となってきます。

    つかまり立ちの早さと、運動神経の関係性について

    つかまり立ちが早い子は、運動神経がよくなったといったことを証明するデータは、現状ございません。
    しかし、つかまり立ちが早くできたのは、足の筋肉や手の筋肉が、通常よりも発達している可能性が高いです。

    ・「下半身の筋力の早期発達」
    ・「手で物を握ったりの握力が強い」

    という特徴がその子にあったため、つかまり立ちが早くできたということはあるかと思います。
    ただ、それが運動神経が良くなることに影響を及ぼしたという、実績はございません。

    つかまり立ちの早さについて、こんな様子がみられたら注意

    赤ちゃんの段階では、まだ発達障害か否か等の判断は難しいです。

    ただし、次のような様子が見られる場合、発達遅延の可能性も考慮する必要がございます。注意が必要です。

    ・つかまり立ちをしたときに、褒めてもあまり反応がない場合
    ・保護者とも目が合わない場合
    ・つかまり立ちの時、つま先立ち状態が継続している場合
    ・音に敏感であったり、または鈍感であったりする場合

    今後、気になることがあるときは、成長発達記録をつけておくと、相談時などに役立つかと思います。

    つかまり立ちの練習方法と注意点

    赤ちゃんがつかまり立ちをし始めの際は、安定しながら足立ちができないかとおもいます。
    また、バランスも上手に取れない状況となります。

    その中で、赤ちゃんがつかまり立ちを練習するための注意点についてご紹介していきます。

    つかまり立ち練習時での注意するポイント

    ・練習中は保護者は近くで見守ってあげること
    ・赤ちゃんの転倒の対策をする
    ・赤ちゃん周りに危険なものがないかを確認す

    ・赤ちゃんがつかまり立ちの練習中は、側を離れずに必ず見守ること

    練習中はバランスを崩し、転倒等のケースがあることもございますので、そういった注意が必要となってきます。
    頭をぶつけたり、舌を噛んでしまったり、予想外の怪我をしないよう、安全な環境の中で練習させてあげることが大切になってきます。

    また、転倒対策をすることは大事です。
    赤ちゃんの頭の重量は体重の約3割ほど、といわれています。
    なので、バランスが体で取れるようになるまでは、つい後ろに倒れてしまいがちな傾向がございます。

    そのため、つかまり立ちの練習をしている時は、転倒対策のためにリュックなどを付けてあげたりなど、倒れた時の安全を考えてあげて練習にトライできれば安心ですね。

    また他にも家具の角など、ぶつかったら怪我してしまう様な箇所に、クッションカバーをつけたり、マットなどを敷くこともおすすめとなります。

    また周りに危険なものを置かないことは大事です。
    赤ちゃんがつかまり立ちを始めたタイミングで、赤ちゃんの行動範囲や手の届く範囲が広くなるので、ハイハイやお座り時では、手が届かなかった箇所でも手が届くようになります。
    そのため周りに危ないものは置かないように注意が必要です。

    中でも特に、たばこや固いもの、ペン等の尖っているもの、割れ物等は置かないように周囲を確認しましょう。

    赤ちゃんは手にしたものを、口に入れてしまうことがあるので、誤飲させないよう可能性がありそうなものを全て置いておかないことが大切となってきます。

    つかまり立ちが早いor遅い場合の、心配なときの受診先について

    つかまり立ちが早いor遅い場合の、心配なときの受診先についてですが

    ・地域の療育センター
    ・発達障害者支援センター
    ・児童精神科のある小児科

    の受診をお勧めいたします。
    (不明な点等ございましたら、弊社でもご紹介が可能かと思いますので、まずは下記よりお気軽にお問い合わせください。)

    また、「宮城県仙台市の放課後等デイサービスの選び方」や「発達障害の不安を感じた際のチェックリスト」などの記事もございますので、ご参考にしていただければと思います!


    お子さまのことでお悩みがある場合、ちょっとしたご相談などでも、お気軽にお問い合わせください。
    杜のつぐみ療育園では

    ・コミュニケーションが苦手な子
    ・行動コントロールが苦手な子
    ・気持ちのコントロールが苦手な子
    ・変化に敏感な子
    ・注意散漫になりやすい子

    上記のお子様に対し、見守るだけではなく

    ・楽しくお話できたら、「楽しくお話できたね。」
    ・おもちゃを貸してくれたら「貸してくれて優しいね。」

    等々、話をする中で「自己肯定感」が高くなる様な、接し方を意識しております。
    また、お子様それぞれの特性に合わせた、課題を考え計画に沿っての支援を行っております。 まずはちょっとしたことでも、お気軽にお問い合わせください!

    下記「アドレス」と「お名前」のみの記入で、簡単にご連絡と、園の見学のご相談が可能です。
    発達相談に関するお悩み等ついて、どんな内容でも福祉のプロがお聞きいたしますので、まずはお気軽にご連絡ください!

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