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【専門家が解説】赤ちゃんの成長が早すぎる?寝返りが早いなどの発達障害にまつわる疑問を徹底紹介

    赤ちゃんの成長はママやパパにとって何よりも楽しみなことですが、発達が早すぎる場合「何か問題があるのでは?」と心配になることもあります。
    本記事では、「寝返りが早い赤ちゃん」に関するよくある疑問を解説します。「発達障害や病気の可能性は?」「運動神経との関係は?」といった質問に答えつつ、赤ちゃんの成長を正しく見守るポイントをご紹介します。


    赤ちゃんの成長発達には大きな個人差があります。「首が座るのは3〜4ヶ月」と言われているのに、1ヶ月半で首が座ったり歩き始めが8ヶ月という例も珍しくありません。
    このような早い発達が「普通ではないのでは?」と心配になる親御さんも多いですが、まず覚えておきたいのは「早すぎるからといって必ずしも問題があるわけではない」ということです。

    赤ちゃんが早く成長する背景には以下のような理由が考えられます。

    1. 遺伝的要因
      両親や近親者が早く発達した経験がある場合、赤ちゃんも同様に発達が早くなることがあります。
    2. 栄養状態
      タンパク質や糖質など、必要な栄養素が十分に摂取されていると、筋力の発達が早まります。
    3. 運動量や環境
      赤ちゃんが自由に動ける環境にいる場合、成長が促進されやすいです。

    これらを踏まえた上で発達の早さを冷静に観察し、「我が子のペース」として受け入れることが重要です。

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    「寝返りが早いこと」は発達障害の兆候なのでしょうか?
    多くの親が抱くこの疑問について、専門家の見解を基に解説します。

    1. 発達障害との関連は薄い
      寝返りが早いというだけで発達障害を心配する必要はありません。発達障害は行動やコミュニケーション、社会性に影響が出る症状の総称であり身体的な成長スピードとは直接の関係がありません。
    2. 心配なサインがある場合
      ただし、寝返りの早さ以外に以下のような特徴が見られる場合は、小児科医に相談することをおすすめします。
      • 視線が合わない
      • 体の動きが極端に不自然
      • 他の発達段階に著しい遅れがある
    3. 発達のばらつきを理解する
      赤ちゃんの発達にはばらつきがあり、それが正常範囲であることも多いです。寝返りが早いことは「成長の一つの個性」として捉えましょう。

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    「寝返りが早いことで体に負担がかかるのでは?」と不安に思うこともあるかもしれません。
    この疑問について具体的に見ていきましょう。

    1. 筋力が伴っているため問題なし
      赤ちゃんが寝返りをするためには、一定の筋力や体幹の発達が必要です。筋力が十分に備わっているからこそ寝返りができるのであり、体に過剰な負担がかかることは基本的にありません。
    2. 適切な姿勢での発達を見守る
      重要なのは、赤ちゃんの自然な動きに任せることです。無理に寝返りを促そうとすると、筋肉や骨に余計な負担がかかる可能性があります。
    3. 注意が必要な状況
      以下の場合には医師に相談することをおすすめします。
      • 明らかな痛みを伴う様子を見せる
      • 寝返り後に体が硬直して動かない
      • 他の発達段階(例えば首の座り)が著しく遅れている

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    寝返りが早い赤ちゃんは、運動神経が優れているのでしょうか?
    それとも他に理由があるのでしょうか?ここでは運動神経やエネルギーとの関係を解説します。

    1. 運動神経の優秀さの一端
      寝返りの早さは、運動神経が発達している可能性を示します。早い段階で自分の体をコントロールできる力を持つことは、今後の運動発達にプラスとなるでしょう。
    2. 栄養が充足していることが条件
      筋肉を作るためにはタンパク質、動きを支えるためには糖質といった栄養素が必要です。赤ちゃんの寝返りが早い場合、栄養がバランスよく供給されている証拠でもあります。


    寝返りが早い赤ちゃんには特有の注意点があります。
    ここではそのリスクと対策について解説します。

    1. 窒息事故の防止
      寝返り後に元の姿勢に戻れない場合、顔が布団やぬいぐるみに埋まって窒息するリスクがあります。寝返りをするスペースには、柔らかいものを置かないようにしましょう。
    2. 無理なトレーニングの禁止
      赤ちゃんに自然な成長を促すことが大切です。能力が伴わない段階で無理に寝返りやお座りを促すことは、体に負担をかけるだけでなく、成長を妨げる恐れもあります。

    寝返りが早い赤ちゃんに対する心配は、「個性」として受け入れることで軽減されます。
    発達障害や病気を過度に心配せず、自然な成長を見守りましょう。

    また、発達が遅い場合もやる気の問題であることが多く深刻に考えすぎる必要はありません。親としてできる最善のことは、赤ちゃんが安全で快適に過ごせる環境を整えることです。

    お子さまのことでお悩みがある場合、ちょっとしたご相談などでも、お気軽にお問い合わせください。
    杜のつぐみ療育園では

    ・コミュニケーションが苦手な子
    ・行動コントロールが苦手な子
    ・気持ちのコントロールが苦手な子
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    ・楽しくお話できたら、「楽しくお話できたね。」
    ・おもちゃを貸してくれたら「貸してくれて優しいね。」

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    また、お子様それぞれの特性に合わせた、課題を考え計画に沿っての支援を行っております。 まずはちょっとしたことでも、お気軽にお問い合わせください!

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